私は、本の好きな子どもでした。大好きだった遊びは、本の家をつくること。ハードカバーの児童書を開いて立てて円形に並べ、そのなかに入って、お菓子を食べながら、好きな本を取りだして読みます(ときには大きい家をつくって、友だちも入れてあげました)。
やがて、児童書を読むのが恥ずかしい年齢になり、大人向けの小説を手にとってみましたが…つまらない! それでも本は読みたいので、高校生のときは社会学の本を読みました。それでも本を読むのが好きなので、大学ではいちばん本の読めそうな国文学科を選び、入ってみたら、大人向けの小説のおもしろい読み方を教えてもらえました。それでも卒業論文のテーマに選んだのは、子ども向けの詩、童謡を書いていた金子みすゞでした。
私は、「それでも」を重ねて、好きなものを手放さずにここまで来ました。「好き」は生きる力になります。みなさんも、ここで、「好き」を追求してみませんか。









