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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2026/03/18 現在

科目名/Course title 英米文学演習BⅠ/English and American Literature (B) Ⅰ (Seminar)
担当教員(所属)/Instructor 米田 ローレンス正和 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 修士 英語英文学専攻専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2026年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 5
対象所属/Eligible Faculty 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
Romantic travel and travel writing (part one)
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
(1) イギリス・ロマン主義時代の旅行文化に関する研究でよく論じられるテーマを理解するだけでなく、適切な研究方法を用いて実際の作品を分析できるようになる。
(2) 修士論文の規模に適した専門性の高い研究資料(デジタルを含む)を自らの力で探し出し、その成果をレポートやプレゼンテーションにおいて有効に活用することができる。
(3) 研究用のツールとして編集・出版された学術的な校訂版(critical editions)の正しい使い方を覚える。
授業概要
/Course description
1815年にナポレオン戦争が終結すると、大陸側ヨーロッパへの道が開けたイギリスでは、経済力と余暇を持ち始めた中産階級の人々がこぞってフランスとイタリアに旅行するようになった。かつては特権的な貴族と富裕層にしか享受できなかったグランドツアー(Grand Tour)が、見事に大衆化したのである。国内の出版市場においても、旅行ガイドや異国の地を舞台にした詩や小説、また、個人の旅を記録した散文が人気を博し、旅行記(travel writing)は一大文学ジャンルを形成するようになった。ロマン主義の分野ではよく知られている二人の作家、メアリー・ウルストンクラフト・シェリー(Mary Wollstonecraft Shelley)とパーシー・ビッシュ・シェリー(Percy Bysshe Sheley)も、当時の旅行文化と深い関わりを持っていた。本セミナーでは、メアリーとパーシーの共作によるアルプス旅行記『六週間の旅の記録』(History of A Six Weeks' Tour, 1817)を題材にして、ロマン主義時代の様々な社会的・政治的・宗教的問題が旅行文化を通して前景化していく、そのプロセスを、豊富な資料を用いて詳細に分析する。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ロマン主義研究の動向
第2回:メアリー (1):daughter of Mary Wollstonecraft
第3回:メアリー (2):daughter of William Godwin
第4回:メアリー (3):wife of Percy Bysshe Shelley
第5回:メアリー (4):author of Frankenstein (1818)
第6回:パーシー (1):heir to baronetcy
第7回:パーシー (2):a radical poet
第8回:プレゼンテーション (1):メアリーとパーシー
第9回:『六週間の旅の記録』(1):a collaborative work
第10回:『六週間の旅の記録』(2):the market for travel writing
第11回:『六週間の旅の記録』(3):anonymous publication
第12回:『六週間の旅の記録』(4):self-fashioning
第13回:『六週間の旅の記録』(5):female authorship
第14回:プレゼンテーション (2):『六週間の旅の記録』
第15回:フィードバック
準備学習・履修上の注意
/Notices
(1) 電子辞書の使用推奨。英和大辞典(『ジーニアス英和大辞典』『リーダース英和辞典』『ランダムハウス英和大辞典』等)を収録している電子辞書が望ましい。
(2) 各回の授業外学修時間(予習・復習)には、4時間程度かかると想定される。

【授業外学修の内容】
前回の授業内容をノートやハンドアウトで復習し、次回扱う予定の資料(英語の抜粋を含む)を熟読しておくこと。疑問点をまとめておき、次の授業で教員に質問するとよい。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
授業時に資料を配布する。

【参考書】
(1) Mary W. Shelley and Percy B. Shelley, History of A Six Weeks' Tour, ed. by Cian Duffy and Anna Mercer (Oxford UP, 2025). ISBN: 9780192858276
(2) Carmen Casaliggi and Porscha Fermanis, Romanticism: A Literary and Cultural History (Routledge, 2016).
(3) Jane Moore and John Strachan, Key Concepts in Romantic Literature (P. Macmillan, 2010).
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
レポート(40%)、プレゼンテーション(40%)、積極的な授業参加(20%)

【評価基準】
授業で学んだリサーチのテクニックは身に着いているか、日本語による発表・論述は論理的に明晰か、以上二点を評価基準とする。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
プレゼンテーションでは教員が口頭でフィードバックを与え、レポートにおいては教員が添削し、コメントを添えて返却する。
備考
/Notes
この授業には、【討議(ディスカッション、ディベート)】を取り入れている。

この授業では、Google Classroomにおいて参考資料・参考ウェブサイトを提示し、【ICTを活用した自主学習支援】を行っている。

この授業は、以下のオープンな教育リソースを取り入れている。
(1) The Shelley-Godwin Archive
https://shelleygodwinarchive.org
(2) Google Books
https://books.google.com
(3) Project Gutenberg
https://www.gutenberg.org

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diplomapolicy/

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