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| 科目一覧へ戻る | 2026/03/18 現在 |
| 科目名/Course title | 近世文学演習BⅡ/Japanese Literature: the Edo Era (Seminar) B Ⅱ |
|---|---|
| 担当教員(所属)/Instructor | 永田 英理 (文学部国語国文学科) |
| 授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
| 授業形態/Type of class | 演習 |
| 開講期/Semester | 2026年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
| 開講曜限/Class period | 金/FRI 4 |
| 対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature |
| 対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
| 単位数/Credits | 2 |
| 副題 /SubTitle |
江戸時代の連句を読む(松尾芭蕉の「青くても」歌仙と、「洗足に」歌仙を読む) |
|---|---|
| 授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
どんどん世界を転じてゆく俳諧(連句)の付合を理解し、丁寧に読み解いてゆける力を修得することを目標とする。具体的には、季語のある句についてはそのイメージをきちんと理解すること。句の解釈に必要な文化・風俗を調べること。典拠のある句については、元になった作品の世界を明らかにすること。一句ごとの内容、二句同士で形成される付合、そして転じについて、受講者各自が想像力を働かせて、豊かな世界を自由に連想してゆくこと。そしてそれらを自分のことばでわかりやすく解説できるようになることを目標とする。それは発表者以外のメンバーについても同様である。発表者以外の受講者も、積極的に自分の読みを提示できるようになってほしい。 |
| 授業概要 /Course description |
連句とは、五・七・五(長句)と七・七(短句)とを交互に詠み連ねながら、さまざまにその世界(付合)を転じてゆく詩である。 本演習では、松尾芭蕉が一座した「青くても」歌仙と「洗足に」歌仙(『深川』)を取り上げる。なお、「洗足に」歌仙は、途中までの講読となる。 これまで本演習では読みやすい恋連句を扱ってきたが、今回は恋連句ではなく、連句にとりわけ自信を持っていたという芭蕉の連句作品を一緒に読んでみたい。受講者は、例年の恋連句に比べて解釈が自由な分、難解さも増すことに留意されたい。演習発表のための質問にはいつでも応じるので、わからないことは遠慮なく聞くこと。 発表者は、発表予定日の前日までに作成した資料を講義担当者にメールで送付し、印刷室に規定部数の印刷を申し込んで当日持参すること。講義担当者は、その資料データを事前にmanaba courseに保存しておく。 演習発表にあたっては、発表担当者のみならず、履修者全員に積極的な発言を求めるので、そのつもりで履修してほしい。発表者のプレゼン・発表内容については、次週までに受講者たちにリアクションペーパーをmanaba course に提出してもらい、後日、講義担当者がまとめて発表者へフィードバックするかたちをとる。 |
| 授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:近世文学とは、付合文芸とは 第2回:連句の読み方、演習発表分担決め 第3回:「青くても」歌仙1~3句目(講義担当者による模擬発表) 第4回:4~7句目(演習発表スタート) 第5回:8~11句目 第6回:12~15句目 第7回:16~19句目 第8回:20~23句目 第9回:24~27句目 第10回:28~31句目 第11回:32~36句目 第12回:「洗足に」歌仙1~3句目 第13回:4~7句目 第14回:8~11句目 第15回:12~15句・まとめ ※受講者の人数によって、担当句数を変更することもある。 |
| 準備学習・履修上の注意 /Notices |
連句の内容を理解するためには、季語のイメージを的確にとらえたり、各句がふまえている和歌や物語、謡曲などを調べ上げたり、連想語の有無を確認したり、付合がどう転じているかを読み解いたりと、こなさなければならない作業がきわめて多い。そして、限られた文字数で紡がれたことばを、あれこれ関係付けて解釈を創りあげてゆく作業には、論理的思考かつ自由な発想と読解力も要求される。演習発表に際しては、それらの労を厭わずに時間をかけて準備すること。準備のために必要な期間は2~3週間、各回の予習・復習(他の人の演習発表に対するリアクションペーパーを書く時間も含む)は、各4時間程度かかると想定される。 文献の調べ方など、演習発表のために必要な作業についてわからないことは一から教えるので、気軽に相談してほしい。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。毎回、授業において指示した課題(リアクションペーパーの作成と提出)を行うこと。 |
| 教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 テキストは初回授業までにmanaba courseに保存しておく。 各演習発表者の資料は、授業前までに同システム内に保存しておくので、受講者は毎回、資料に目を通してから授業に参加すること。 【参考書】 芭蕉の『深川』収録の歌仙には、種々の先行注釈が備わっている。参考資料や先行注釈については授業時に指示するが、ここでは最新の注釈を一冊紹介しておく。 小林孔・佐藤勝明『深川六歌仙評釈』(ひつじ書房、2025年) |
| 成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 演習発表の内容と期末レポート(80%)、演習発表者に対する質疑応答への参加度(10%)、リアクションペーパー(10%)。 【評価基準】 演習発表は、「授業のねらいと達成目標」に示した内容がすべてクリアできているか、論理的かつ自由な発想ができているか、聞きやすく、わかりやすく解説できているかを評価する。期末レポートも同様。期末レポートは、演習発表の資料を、発表をふまえたうえでより発展させたものを提出してもらう。 質疑応答への参加度については、演習中に一定回数の自発的な発言を求める。 なお、自身の演習発表の日に無断で休んだ場合には、その時点で単位を失うことになるので注意すること。 【課題に対するフィードバックの方法】 演習発表については、授業内で教員から質問やコメントなどを述べる。受講者の反応については、全員のリアクションペーパーの内容を(全員名前は伏せたうえで)、後日発表者にフィードバックする。 |
| 備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diplomapolicy/